Q & A
Q & Aこちらのページでは、いままで患者様からご質問頂きお答えさせて頂いた内容や、より良い治療をご提供するべく患者様にお伝えしたい内容を掲載させて頂きます。
ご質問などはお気軽にお声がけください。よろしくお願いいたします。
Q.虫歯の原因は何ですか?
虫歯の原因と考えられる「問題」は、様々なものがあります。下記に問題と対策を記載致しましたので、チェックしてみてください。
糖分の取り方の問題
歯ブラシの使い方も上手で、まじめに治療をしているのに、虫歯になり続ける方がいます。ご本人は「歯が弱い」と思っている方が多いのですが、実は甘い物や、甘い飲み物(スポーツドリンクを含む)のとり方に問題があることが多いのです。同じ甘い物でも、アメなど口の中にとどまっている時間の長い物、甘味のある飲み物を時間をかけてダラダラ飲むなどの行為は虫歯に対するリスクが高くなります。 口の中に糖分がある時間、回数が重要な問題になります。
例えば
- 1日何個もアメやガムを食べ続ける
- 甘味のある缶コーヒー、スポーツドリンクを仕事や運転をしながら飲む
- テレビやゲームをしながらお菓子を食べる
唾液の問題
唾液の働きは虫歯と大きな関係があります。唾液の量が多く、サラサラしている方は、口の中の自浄性(きれいにする力)が高く、虫歯のリスクは低くなります。また、唾液には、表面のみの小さな虫歯なら治してしまう力さえあります。
お口の中は唾液で守られていると言っても過言ではありません。ですから、甘い物をとる回数や時間が長い人ほど唾液で洗い流せず、虫歯になってしまうのです。
お口の清掃状態の問題
甘い物のとり方、食事のしかたと同様に重要なのは、やはりブラッシングです。食後に3度きちんと歯磨きをすることが理想ですが、なかなか実現できない方も少なくありません。虫歯は歯周病と同じように、夜寝ている間に進行します。何度も慌てて磨くより、夜寝る前は時間をかけてゆっくり磨きましょう。回数より時間(丁寧な歯磨き)が問題です。
全身疾患や薬の問題
アレルギー、鼻炎、高血圧などの薬の中には、唾液の量を減らし、虫歯になりやすい状態をつくるものがあります。また、口呼吸や歯並びの悪さなども虫歯のリスクを高くする原因となります。
虫歯菌の問題
虫歯は一種の感染症です。原因となる細菌は、ほとんどの人の中にあります。虫歯の多いお母さんから子供への感染も考えられます。
Q.タバコの害について教えて下さい!
タバコの身体に対する害は、多方面で立証されています。歯に対する害は広く知られておりませんが、特に歯周病に対しての害は重要です。口腔内を見るとヤニの汚れだけでなく、歯肉、歯質、骨にまで喫煙の影響がはっきり出ています。
80才の時に自分の歯を20本残そうという運動がありますが、歯を残すためにも、身体のためにもまずは禁煙です。喫煙の害は、若いうちはあまり感じませんが、5年、10年と喫煙し続けるとあきらかに健康な人との差が出てきます。
タバコ(ニコチン)の影響
ニコチンは歯肉や口腔粘膜からも吸収されて体の中へ入ります。全身の免疫力も低下し、ニコチン以外の刺激物も組 織に作用して、炎症を悪化させたり、歯周病などの疾患も治りにくくなります。また、歯周病の手術、抜歯、インプラントの手術などを行なっても、傷口をふさぐ細胞の働きが鈍く、術後の回復が遅れることが多いです。
- ニコチンは歯肉や口腔粘膜からも吸収されて体の中へ入ります。全身の免疫力も低下し、ニコチン以外の刺激物も組 織に作用して、炎症を悪化させたり、歯周病などの疾患も治りにくくなります。また、歯周病の手術、抜歯、インプラントの手術などを行なっても、傷口をふさぐ細胞の働きが鈍く、術後の回復が遅れることが多いです。
- ニコチンは、末梢の血管を細める作用があり、歯肉への酸素や栄養を十分運ばなくなり、歯肉自体が弱くなってしまいます。自然治癒力も弱まり、歯周病が悪化したり、入れ歯が合わなくなる、インプラントが安定しない・・・などの支障も出てきます。
- ニコチンは歯肉を硬くしたり、線維化させて歯周病の症状(腫れなど)を隠してしまいます。そのため、重症化しないと気がつかない場合が多いのです。
- 喫煙後にダ液の分泌が少なくなります。それにより、歯垢:プラークの付着や歯石の沈着を増進させ、酸の中和も進まず虫歯にもなりやすくなります。
- 歯の表面(特に裏側)にヤニが付着することによって、歯垢:プラークが沈着しやすくなります。虫歯や歯周病になりやすい環境になるということです。
- 喫煙者は、タバコを吸わない人に比べて、歯周病治療の効果や、ブラッシングの効果が出にくくなります。